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会報誌  2024年3月号

 1月 21 日

 初めての多良山系(タワラギ山〜片木山)

総務部 K.M 

 去る 1 月 21 日、多良山系のタワラギ山(1,040m)片木山(976m)に CL のもと、Oさん、Dさん 4 人で行って来ました。途中、道迷いをしましたが、コンパスや笛を使い先輩らの的確な判断で無事山行できました。登山初心者の私には、見るもの聞くもの触るもの全てが新鮮

で、あいにくの天候でしたがとても楽しい一日でした。


1月 24 日

 初霧氷はお預け、それでも良かった雪山登山

会報チーム N.H

 1 月 24 日、長崎市には平地で 1 センチの積雪。28 日に雲仙妙見岳の霧氷登山を控えた私はウキウキしながら当日を迎えました。初めての霧氷登山です。当日は気温が上がり朝から雨模様で、霧氷残っていて欲しいなと思いながら雲仙までドライブ、標高が上がるにつれ山の色も薄灰色に、妙見岳の上の方が白く帽子を被っていて期待大。ところが例年利用している池ノ原園地駐車場までの道が全面通行止というアクシデントで、急遽近くの高岩山へ目的地変更となりました。

それでも、こちらも初めてのお山。山頂の高岩神社までの道は、新旧の鳥居が連なる参道を潜り抜ける整備された道から始まり、小一時間ほどの山行でした。先日の雪が吹き付けられた木々の向こう側から太陽の光が差し込み、神様への道標のようで美しかったです。木の葉には雪が積もり、白い花のようでもあり、澄んだ空気の中の山行は清々しい気持ちでした。

残念ながら初霧氷はお預けとなりましたが、雪山を堪能することができ楽しかったです。

帰りには、改装された青雲荘で時間をたっぷりとっていただき、露天風呂で疲れた?い

え、全然疲れてはいませんでしたが、露天風呂で身体を癒して帰りました。アクシデントに

も対応くださり、楽しい山行に導いてくださったリーダー、Kさん、メンバーの皆様ありがとうございました。


1月 27 日〜28 日

 初めての冬の石鎚山登山

 企画会報部 T.M 

1 月 27 日〜28 日、西日本最高峰標高

1,982m、四国の石鎚山に登って来ました。

昨年は 6 月にもシロオヤシオを求めて登っ

たのですが、今回は雪の冬季登山です。今

までは、雪山登山と聞いて自分とはかけ離

れた遠い話と思っていましたが、どうスイ

ッチが入ったのか、雪山に挑戦する事にな

り自分でも驚いています。

雪用の道具も、服装もほとんど持ってい

ない所からのスタートです。柿木リーダー

ご夫妻を全面的に頼って、ピッケル・ワカ

ン・アイゼンなどの道具や、雪用ウェアを

大騒ぎで揃えました。

長崎を早朝に出発し、大分からフェリー

で現地入り。石鎚神社の本社で、無事の登山をお祈りしました。実に立派で厳かな雰囲気に、石鎚山の偉大さに圧倒されました。ロープウェイで登った登山口のある成就社の旅館に一泊し、翌朝 6 時半いよいよ雪山登山開始です。下界には、全く無かった雪が積もっていました。上に登るにつれて、地面も木々も真っ白で枝についた霧氷が何とも美しい。まるで、絵本の中に紛れ込んだ錯覚を覚えます。登山者は、まだ誰もおらず、私達だけで静かな真っ白な世界を独り占め。途中でアイゼンをつけるよう、リーダーからの指示にドキドキしながら、慣れない手つきで装着しました。歩き方もぎこちなく、おっかなびっくりです。ニノ鎖小屋で休憩した後が、怖い箇所が出てきました。崖がスパッと切れた危険箇所をトラバースして行きます。緊張して、アイゼンをつけた足にも、力が入りました。慣れないピッケルを持つ手もぎこちなく、リーダーから「持ち方が違う!」と指導が入ります。それでも、なんとか頂上までたどり着きました。頂上は、風もあまりなく、マイナス 1 度でそれ程寒くありませんでした。タイミング良く、ガスが切れて雪化粧の美しい天狗岳を見ることができました。1 人ずつ写真も撮ってもらい、大満足です。山は、春夏秋冬どれも良いけれど、雪山は格別に美しいなと思いました。真っ白な世界は、自分の邪悪な心が洗われる気がして清々しいです。雪山に、はまりそうです。まだまだ、修行が必要だけれど、初めての雪山登山に心奪われてしまいました。行き帰りに、四国名物のジャコ丼や、タレに卵を混ぜる漁師風さしみ丼も食べる事ができて、さらに嬉しい山行でした。

最初から最後まで、大変お世話になったリーダーご夫妻、Yさん、同行して下さった皆さ

ん、ありがとうございました。


2月8日

 低山巡り 信仰の山、赤岳(118m)へ

総務部 T.H

赤岳は三重町域の樫山にあり、バスチャン(日本人伝道師)の神山と言われ、潜伏キリシタンに崇拝された山です。樫山の赤岳の麓に「奇跡の椿」があった関係で、浦上の潜伏キリシタンに崇拝され、信徒にとって赤岳は聖地でした。しかし、幕府領の浦上から佐賀領東樫山、大村領西樫山に行くのは難しかったので、岩屋山に 3 度登り「聖地樫山」に向かって祈ると赤岳に 1 度登ったことになっていたとのこと。(赤岳に 3 度登るとローマに 1 回行ったことになるとも言われたようです。)

登山口には、もともとはキリシタン殉教者を祀る「弁財天」と呼ばれていた「東樫山皇太神宮」と「殉教徒茂重翁碑」がありました。その神殿裏より登ります・・・登り 15 分、下り 10 分のコース歩きです。山頂は樹木に覆われ眺望が望めません。わずかの木々の間より三重漁港と市場が臨めるくらいです。記念撮影等のあと、下山いたしました。色々と潜伏キリシタンの伝えがありますが、早々と帰路につきました。行きは時津経由で来ましたが、帰りは式見に寄り、式見かんぼこをお土産に買いました。山行はあっという間でしたが、車内で楽しく会話しドライブ気分を味わいました


2月 10 日〜12 日 

 雪山の楽しさ満喫! 冠山 臥龍山

自然保護部 Y.D

2 月 11 日から 12 日、今年 2 回目の雪山登山に参加しました。

初日は冠山、2 日目は臥竜山と広島県内の雪山を 2 座登る山行です。いずれも樹林帯の中を歩くと聞いていたので、「あまり寒くないのかな。」と思っていました。しかし冠山では途中から雪が降りはじめ、さらに頂上付近では風も強く吹き、とても寒かったです。ハードシェルを見ると驚いたことにフードが凍っていました!幸いなことに 2 日目は天気が好転し寒さに震えることはありませんでしたが、「樹林帯とはいえ油断してはいけないな。」と思いました。また雪の下がアイスバーンの状態になっていて、下りは非常に怖かったです。一方で、雪山の楽しさにも触れることができました。澄んだ空気、樹氷、一面の銀世界、この季節にしか見られないものを見ることができ、とても感動しました。ワカン歩行やシリシェードも雪山ならではの遊びで楽しかったです。

今回の登山で得たことを来月の雪山登山に活かしていきたいと思います。参加された皆様、2 日間ありがとうございました。次回もよろしくお願い致します。