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会報誌  2023年6月号

4月23日 多良山系シャクナゲ鑑賞

修多羅の森は

 会報編集チーム N.N

前日の強風から打って変わって晴天の清々しい気候のなか、5人で修多羅の森からシャクゲ公園へ。

まずは水神様へ向かいます。新緑の美しいモミジが出迎えてくれました。秋の紅葉もさぞ素晴らしいでしょうね~ 水神様のきれいな水と滝と新緑でマイナスイオンを思いっきり浴びて日ごろのストレスがなくなったような気がしました。空のペットボトルを持って行かなかったのが今でも悔やまれます。そして山道へ。沢沿いを歩いて行く好みの道です♪♪。途中にはオオキツネノカミソリの群生もあり、夏になると楽しめそうです。きっと暑いでしょうが沢沿いですしオオキツネノカミソリを観賞しながら、秋の紅葉の前に夏もよさそう!山道に入る前に、沢を過ぎたら「右に曲がる」とリーダーに言われていました。道がしっかりとしていないので、「右に曲がる」という思いから「右に曲がらねば」という気持ちが強かったのか、少し早めに右に曲がってしまい、道なき道を少しショートカットになってしまいました。リーダーが確認しに行かれていましたが、もう少しがまんして真っ直ぐ歩くと「D-5」のレスキューポイントが出てくるのでそこを右に曲がるのが正解だったみたいです。次回同じコースがある場合は「D-5」ポイントまで真っすぐでそこを右です。ご注意ください。

修多羅の森の中を地図で確認しながら進み、次はシャクナゲ公園へレッツゴー。今年はシャクナゲ咲いていました!!4/23ピンポイントに当たりでした。ミツバツツジも見事に見ごろで、カンアオイの花も咲いていました。なんだか食虫植物のような風貌ですね。夏に秋にまた歩きたいと思う一日でした。

カンアオイ
カンアオイ

4月23日~25日 寂地山

 カタクリも寒さに耐えて咲いていた

総務部  K.I

  4月23日~25日 男2人女5人の7人で山口県の寂地山までカタクリの花を見に出かけた。長崎を朝7時に出発、久しぶりの遠出とあり車中は賑やかです。羅漢山登山口を12時30分に出発。鮮やかな黄色のタンポポが目に入る。半袖でもいいくらいの暖かさの中2時間くらいの足慣らしを楽しむ。清流の郷コテー ジでは温泉に入り、夕飯は料理上手のHさんのアイデア料理に持ち寄りのおかず、カレーもあり贅沢な食事を楽しむ。残りご飯は翌日の弁当のおにぎりにする。

 翌日は5時起床、7時出発。CL、SLが山口県労山から資料を取り寄せ事前の準備は済ませておりスムーズに行動できた。車で400mほど上がった松ノ木峠から登山開始。昨日とはガラリと変わって気温が下がり、雨具やダウンを着て行動しました。途中3~4回のアップダウンを繰り返して稜線に出ると可愛いカタクリが現れる。が、気温が低く風も強いため花は下を向いており、写真を撮るのも膝をつかなければならない。「まず頂上に行きましょう」とCLの一声。寂地の頂上まで1時間ほどの道の両側にはカタクリの花、花。白のカタクリもありましたよ。あまりの寒さに頂上ではおにぎりをパクつき、そそくさと15分くらいで下山開始。途中ヒゴスミレに出合いました。ピンク、白、紫、ブルーなど、こんな色もあるのかとビックリ。最後のアップダウンに気を付けながら無事下山できました。前日のような暖かい晴天だったら凛としたカタクリが見られたのにと少し残念です。

津和野まで7時間かかりましたが、スイセンの里を通過するとき、車窓から桜、シャクナゲ、フジ、ツツジなど一斉に咲き誇る花を見ることができました。津和野の宿ではおいしい食事とお酒で乾杯しました。

 雨の中しっとりした津和野の街を1時間ほど散策しました。寒さと強風の中の山行でしたが無事に山行を終えられた

幸運に感謝し、そして二人の男性の長時間運転に感謝!思い出の山旅となりました。

 


5月2日~6日 宝剣岳・木曾駒ヶ岳・伊吹山

青空のもと素晴らしい雪山体験が出来て感謝

企画チーム  A.M

宝剣岳
宝剣岳にアタック!

 天気の関係で3日出発を1日前倒しの予定変更があり、5月3日早朝にフェリーで大阪南港に到着、大阪~京都間のゴールデンウィーク大渋滞を抜けて、予定より1時間遅く高速を降りる頃にはリンゴの白い花咲く南信州の地です。十数年前に個人で訪れた千畳敷カールは霧の中で10メートル先も見えず早々に引き上げたのですが、今回はお天気に恵まれ、白く輝く千畳敷カールの雪面と、青い空にそびえる黒い岩峰を眺めながらの山歩きとなりました。何ともぜいたくな眺めです。千畳敷カールから山小屋のある浄土乗越まで約200メートルの雪面(雪の壁?)をアイゼンをつけて登っていきます。途中下山されてきた長野県警山岳警備隊の方々とお話をしていると、突然その横で、女性の登山者が50メートルほど滑り落ちて、肝を冷やしました。私たちは全員滑落せず小屋まで辿り着くことができました(この後、本当の恐怖を知ることも知らず …)。 

 小屋に荷物を置いて直ぐに「宝剣岳に行くよー!」とリーダーの掛け声で山小屋の横にある宝剣岳に向かいました。宝剣岳は小屋から近く見上げても高低差もそんなにないので、優しい山なのかなと思っていたのですが、近づくにつれあれ?足置くところがない??鎖は雪に埋もれて凍っているし掴めない?ピッケルを雪に刺さないと体が持ち上がらないですと?と、自分の置かれたヤバい状況に気付き始めましたが時すでに遅く、リーダーからロープで確保してもらいながら(私の力量では50パーセント位の確率で落ちる!ごめんなさい~と心の中で謝りつつ)登っていました。がむしゃらに登って全員無事に登頂でき、白と黒のゼブラ柄の山々を大迫力で眺めることができました。Kさんご夫妻を始め、仲間の皆さんがいなければ決して一人では来ることができないこの時期の宝剣岳に登ることができ、一生に一度の良い経験ができました、ありがとうございました。  

木曽駒ヶ岳
木曽駒ヶ岳稜線での最高の一枚

 5月4日、静かな朝の中、木曽駒ケ岳に向けて皆で出発。風も雲もない青空の下、たおやかな稜線歩きを楽しみつつ、中岳の岩場を降りていると、「グゲエ~」と聞き覚えのある声が。声のする方を見るとゴマ塩色をした雷鳥が岩の上から私たちを見ていてくれていました。それからしばらくして木曽駒ケ岳の頂上に出ると、御岳山から北アルプスの山々までが一望です。空の色は宇宙の色が透けて見えるような群青色をしていてとてもきれいです。山頂で皆さんと記念撮影や談笑をして、後ろ髪ひかれながら山頂を後にしたのでした。その日の午後には関ヶ原に移動し、伊吹山まで車で一気に山頂直下まであがります。花の伊吹山と呼ばれる山ですが、早春のせいか花の種類はそう多くない中、小さなニリンソウが群生して可愛い姿を見せてくれていました。この日は山頂の山小屋に宿泊し、持ち寄った山ご飯で楽しい晩餐を済ませました。 

 

 5月5日、朝、山頂から流れる雲海を見た後、登りとは別ルートで下山を開始しました。下山路を歩きながら振り返って見る伊吹山は、さながらアルプスにも匹敵するような山容で、この近辺に住んでいるハイカーさん達はいつでも登れて幸せだよねと思っていたら、その感想どおり、夥しい数の登山者とすれ違い、伊吹山の人気に改めて驚きました。 

 

今年のゴールデンウィークも素晴らしい登山ができたのは、企画から綿密に計画を立ててくださったリーダーと、それぞれの役割を担ってくださったメンバーのお蔭だと感謝しています。また次の登山で新しい景色を一緒に見ることができるのを楽しみにしています。ありがとうございました。


4月30日 金立山・正現岳

多くの登山者に愛されている金立山

総務部  T.I

 正現社への登りは階段から始まり、久しぶりの登山にはきつかったが、前日の雨で滑りやすいのでと注意されたが思ったほど滑らなかった 。金立神社上宮を通り過ぎていたので引き返したが、徐福伝説の社は御影石の立派な神社だった。毎水曜日、100人もの方たちが登山されていると聞き、案内板、登山道が良く整備されているのが納得でき、また来たいと思った。3年ぶりの登山はきつかったが、リーダーの気づかいでゆっくり登山が出来てありがたかった。


5月3日 多良山系 舞岳・笹ヶ岳

シャクナゲは来年を楽しみに!

企画チーム  T.M

多良山系 エビネラン
自生のエビネラン

 今年のゴールデンウィークは、雨が多かったのですが、その中でも晴れにあたった5月3日、Hリーダーのもと、多良山系のシャクナゲ鑑賞の山行に行って来ました。

 連休とあって、黒木の駐車場は満車状態。第一駐車場に、何とか空きを見つけて止められました。

 新緑が目に眩しい、さわやかな空気で気持ちがスッキリ。舞岳目指して、ワクワクしてスタートしました。しかし、もしかして今日の山行は結構ハードなのでは?と気がついたのは序盤から急登が続いて途絶えない様子から。「急登でしょー!ハハハ」とHリーダーが嬉しそうにおっしゃるのにも、ゼーハー息切れがして、うまくお返事が返せない。すぐ後ろから、Iさんが「Mさんは、大股で歩きすぎ。歩幅は、もっと小さく」「リュックの肩ヒモが締まってない、もっと締めた方が楽に歩ける」と教えて下さり、自分では全く気が付かなかった事でした。その通りにすると楽になりました。すぐ見て気がついて下さるのは、さすが大ベテランは違うなぁと感心しきりでした。この前の山行では、靴ヒモの結び方が違うと丁寧に教えて頂きました。感謝です。

 途中の山道には、ギンリョウソウがあちこちに見られました。白くてボーっと光る姿が妖しく可憐です。ミツバツツジも、何本か見る事ができました。しかし、野生のシャクナゲは裏年にあたるらしく、ほとんど咲いていません。来年がきっと綺麗に咲くだろうねと皆んな口々に言っています。やはり、植物も栄養を蓄える期間がいるのです。たくましく生き抜く為のメカニズムなのでしょう。来年、また見に来ようと話しながらシャクナゲ群を後にしました。登るのも急なら、下るのも急です。しっかり集中して岩やロープにつかまりながら降りるのはしんどいけど、楽しいです。分岐に来る度に地図とコンパスで、方角の確認の仕方をレクチャー頂き、コンパスの使い方はもうバッチリな気がしています。(ホントかな?)

 舞岳、笹岳、西岳など知らないコースは、起伏に富んで楽しかったし勉強になりました。全行程、6時間24分とハードでしたが、満足感があり充実した1日でした。リーダーのHさんはじめ皆さんありがとうございました。