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会報誌  2023年3月号

1月28日 雲仙霧氷登山

初めて尽くしの霧氷登山

総務部  K.U

妙見神社より国見岳への途中
妙見神社より国見岳への途中

今年初めての山行、それも念願の雲仙、また真冬の白銀、アイゼン初使用と初めてづくしです。

池ノ原園地からの取りつきで妙見神社までの遠いこと。しかし疲れも忘れるほどのダイヤモンドダスト、また白銀の世界に興奮して何とか完歩できました。改めて山登りのすばらしさを実感しました。ただ、情けないのは私の体力のなさ、鍛えなおしてこれからも頑張ります。

 

 

1月28日 雲仙霧氷登山

 

企画チーム  S.O

初めての霧氷登山でした。霧氷のすばらしさに感激~

 雪も思ったよりありましたがパウダースノーで、最後までアイゼンを装着せず頑張ってみました。いい訓練になりました。

 


2月4日 七高山後半

歴史の勉強をしながら七高山めぐり

会報編集チーム  M.M

 七高山巡り、彦山と愛宕山に登りました。2回分割コースなので、時間はたっぷりあり、Mさんの歴史話も沢山聞くことが出来ました。「蛍茶屋」の名前の由来、幕末から昭和初期にかけて、ここに茶屋があったとのこと。蛍も舞っていたかもしれません。蛍茶屋近くには、断面が円ではなく四角の竹が生えていました。格別に美味しいそうです。また、ぼけ防止の岩、願いが叶う蛤岩も、丹念に撫でて来ました。狭い範囲なのに、興味深い事が凝縮されており、さすが歴史の町長崎です。

今日教わった事は、きっと誰かに得意顔で教えるでしょう。

 昨年彦山に登った時、雨も降り山中は暗く、背後にイノシシの気配を感じ、挙げ句山頂でスズメバチに追いかけられ、印象は最悪でした。ところが今回は、清々しい天気の中、道中で歴史話も沢山聞けて、すっかり好印象になりました。

 愛宕山の地獄坂は、励まし合いながら登りました。「今日はレジャーじゃなかとよ!七高山の修行よ!」と言う声に、「なるほど、少しくらいきつくないと修行にならないな」と妙に納得しました。

 ほどよい疲れと長崎の歴史の勉強、参加して良かったなと心底思いながら帰路に着きました。

 


2月10日~12日 氷ノ山

中国地方第2位の高峰 氷ノ山で訓練

企画チーム  M.E

五島育ちの私は一面雪景色を、登山を始めるまで見たことが無く初めて雪山に行き凄く感動した事を今でも覚えています。あゆみHCに入会して無ければ見る事も、行く事も無かったと思います。

 最近よく山での遭難事故の報道を見ます。何故事故は起こったのか?いつも気にかかります。いくつかの要因が重なり事故は起きたと思いますが、防ぐ事は出来なかったのでしょうか?山に登るからにはリスクもあり、リスクを減らすには周到な準備が必要だと思います。今まで訓練には積極的に参加し雪山訓練にも参加してきました。基本的な登り下りの方法、装備の重要性、山の天気、リスク管理など雪山訓練には登山のノウハウが凝縮されているように思っています。

さて、今回の氷ノ山は初めて登る山で地図を見る限り登りと下りはかなり急登できつそうでした。案の定氷ノ山越しまで夏山コースタイムで1時間の所を2時間もかかりました。尾根に出た時にはガスもとれて一面銀世界で木々には樹氷がつき、今までの疲れを忘れさせてくれます。それから暫くは尾根沿の景色を楽しみながら山頂まで歩く事になります。山頂に着くと三ノ丸までの「ここは北海道?」と思うような雪原が続きます。この景色を見るだけで来た甲斐があると感動します。出来れば皆さんにも見てもらいたい景色です。そこからはスキー場まで急な下りですが慎重に下山し無事今夜の宿「氷太くん」に着きました。宿でのビールが美味かった事は言うに及びません。翌日は朝から訓練を行いましたが、ツェルト設営ひとつにしても、夏と冬では張り方、使用方法が違います。昨年で一区切りとなった雪山三ヵ年計画で習った事を復習も兼ねて訓練を行ってもらいました。訓練あり登山有りの山行が有意義だった事は間違いありません。このような雪山訓練を企画して頂き有り難うございました。

 


2月12日(日)難所ケ滝と三郡山

空振りに終わった氷瀑(難所ケ滝)

総務部 T.M

 このところの寒気の到来で、氷柱を見ることが出来ると期待が持たれた難所ケ滝、崖下に少しの雪が残っていて全くの期待はずれ。5~6回はこの場所を訪ねているサブリーダーは一番の最悪状態だと嘆いていました。参加者全員の落胆も大きかったと思います。

しかし、両側の側壁から岩が転がり落ちて出来た河原谷(ゴウラ谷)の大小の岩場をアイゼン無しで登れたことは、その後の歩きに影響は大きかっただろうし、三郡山までの縦走路は冬枯れの明るい木立で気持ちもウキウキで歩くことが出来ました。三郡山からは直方地方の福知山、右手に英彦山、ぐるっと回って背振山系が見渡せました。

下りの欅谷(つきだに)コースは悪路も悪路、リョウブやネジキの中の急坂を下り、ヒノキ林の木道の高さに泣かされ、欅谷本流に沿っての登山道は河原谷よりも上手。下りに斜めの大岩は、滑るなどしようものなら谷に真っ逆さまだ。

踵を石にとられないよう注意して歩きました。東屋のある林道にやっと出て、安堵したのもつかの間、今までの歩きで膝はすでに限界に来ていて、この舗装道路にこれまた泣かされました。ともあれ、今回の三郡山は私にとってはビッグ山行、歩き通すことが出来て喜んでいます。参加者の皆さん、お疲れ様でした。また、いつかご一緒しましょう