7月23(土)沢登り
初めての沢登りに感動
自然保護部 K.H
今日は入会してからずっと楽しみにしていた沢登りでした。雨が続いた後だったので沢の水は元気いっぱい!「足が届かないけど壁を伝いながら進めば大丈夫、でも一応ロープをつけておこうね」と、声をかけていただいて進み始めてすぐにあっけなく流されたのですが、すぐに引っ張っていただいたのでほっとしました。
景色を楽しむ余裕もなく遅れないように滑らないように沢を登っていよいよ滝登りです。10mくらいの高さです。右側を回るように滝に近づくのですが、足場が難しそうだなと思っていた所で足を滑らせて水の中へ落ちたので、また引っ張っていただきました。気を取り直して今度は滝へたどり着いて、なんとか登る事ができました。
次に現れた滝は15mくらいです。高いよ!高すぎる。あんなに激しく落ちてくる滝を間近で見たのは初めてです。先頭に登られた柿木会長も足がしばらく止まる場所があり、絶対私には無理だと思って滝を回って右側から登ろうとしたけれど足場が悪く登れなかったので、あきらめて滝を登るしかありません。
「ロープがあるから引っ張ってもらえばいいしね。」と、いう言葉を信じてとうとう私の番です。
少しずつ登れていたけれど途中で足場を見つけられず全く動けなくなりました。なんとか気持ちを立て直して登ろうとするけれど、滝の水が冷たく打ちつけてくるし体が震えてきました。情けない自分を奮い立たせようとするけれどどうにもこうにも動けません。とても時間が長く感じました。するとラストに待っていたHさんが急いで登って来て下さって、「私がいるから大丈夫よ」と、足の運び方を教えて下さり「押さえているから大丈夫」と、足を押さえて下さったのでとても勇気づけられて、ちょっとずつ体が動いて会長も上から声をかけてくださって、なんとか本当になんとか登りきる事ができました。
こんなに緊張したのはいつ以来でしょう、何度も魂が抜けたようになりました。あんなに滝の水量があるのは、滅多にないそうなので今回はラッキーだったのかもしれません。
今日は初めてだったので、ヘルメットから靴まで会長にお借りする事ができました。おかげ様でとても貴重な体験をさせていただきありがとうございました。少しずつ自分の物を揃えて、ロープもさくさく結べるようになって、自分の判断でしっかりと登れるようになりたいです。
今日参加された皆さま、優しく声をかけていただき本当にありがとうございました。
7月24日 井樋ノ尾岳
スリル満点の井樋ノ尾岳
会報チーム N.H
一筆書き16 座目、標識設置の井樋の岳山行に参加しました。お天気もまずまずで総勢7名での山行となりました。
まず下山口に車を回送します。途中、何度も井樋ノ岳に登られているC Lからの説明で「いつもどうしてもこの林道に降りてきてしまう、今日は車を置いた下山地点へ降りたい」と、いう林道を横目に見ながら、いざ登山口の井樋の観音へ向かいます。観音様に山行の無事をお祈りしていざ出発。
はじめは、長崎街道を歩きます。昔、殿様が籠を下ろして休憩したという御籠立場を過ぎたあたりから林の中へ、気持ちの良い道から徐々に急な斜面へ。購入したばかりのストックのありがたさを感じます。落ち葉ですべりやすい急登の後は、いくつかのピークを過ぎて2時間程で406.8m井樋の岳頂上へ。 頂上からの眺望は有りません。ベテラン男性陣が手際良く標識を設置され昼食を済ませて船石方面に下ります。
下りは、山行案内にあった通り痩せ尾根の連続です。捕まるところが無くて、両脇が崖のような尾根道を上がったり下ったり、体の神経を全集中して挑みました。五島の七ツ岳の尾根にも似ているそうです。
岩場にお尻をこすり、重たいザックにバランスを崩しそうになりながらソロリソロリ、慎重に進み写真を撮る余裕もありません。こんなにドキドキ緊張感のある山歩きもいい体験です。
後で記録に残せなかった事を悔やみましたが、当時はそれどころでは無かったです。
痩せ尾根を過ぎ下の方にガードレールが見えています。こ、これは!朝言われたどうしても出てしまう林道。何とかそちらに引っ張られないようにと何度も地図とYAMAP、目印を照らし合わせて山道を下りました。が、やっぱり最後は林道に降りてしまい、ベテラン陣でも難しい山道探しでした。
残念ながら車を回した地点まではあと少しでしたが、全員元気に下山。滑りながらの急登、スリリングな尾根歩き、地図とリボンを見ながらの道探しと、色んな山道を楽しんだ1日でした。
途中、眺望が開けた箇所からは、一筆書き15座目の飯盛山のきれいな円錐形の山容が見えたのも素晴らしく、個人では絶対行けないような山に行くことができて楽しかったです。
C Lはじめご一緒してくださった皆さま、ありがとうございました。
7月30日 多良オオキツネノカミソリ山行
見事なオオキツネノカミソリに会えた
会長代行 K.K
暑い日々が続く7月30日にオオキツネノカミソリを見ようと参加しました。新聞にも今が見ごろとの記事が出た後でした。金泉寺下の駐車場に着いたら、今から帰るという若者が車を出すからと言ってくれ難なく駐車できました。予想に反し意外と車が少なくまずは安心しました。参道の石は湿って滑りやすいし、久しぶりなのでゆっくり、ゆっくりと言いながらの歩きです。途中でもオオキツネノカミソリは咲いていましたが、目当ては西野越の下辺りの群落です。金泉寺で一休みして西野越へ向かい見事な群落に出会えました。黒木から登ってくる人にとっては疲れを忘れさせてくれる風景でしょう。山の斜面に自生していますので、大雨で表面の土が流されると球根もむき出しになります。近年くりかえされる大雨被害が心配です。多良岳には六体地蔵を回って登りましたが、木陰の道は適当に風もあって、汗は出ても下界の暑さに比べれば、やっぱり山です。頂上も賑わっていました。金泉寺山小屋は管理のグループが代わり、シーズンでもあり賑わっていました。山小屋は県営として建てられて40数年になりますが、経費を削りたい県に対し、小屋を守りたい人々の努力が続いています。この日に貴重な山小屋を守るためにあゆみハイキングクラブからも少しですが運営協力金を渡してきました。
7月30日 多良オオキツネノカミソリ山行
オオキツネノカミソリの群落に感動 ‼
総務部 K.I
7月30日、白木峰入口9:30分集合、車3台15人参加、金泉寺登山口9:30分出発。金泉寺までの道も広くなり、歩きやすく30分で着きました。ザックを置いて西野越から少し降りた所にオオキツネノカミソリの群落。木漏れ日の中にそれはそれは別世界の場所に。花達が増えています。7~8年振りに会う花々です。笑顔になり元気をいただきました。金泉寺に戻り多良岳へ。リーダーの案で(六体地蔵手前にイワタバコの咲いてるのが見られるかもしれませんので全員そこまで行きましょう)と。15分ほどで可愛いイワタバコが咲いてました。私達5人は金泉寺に戻り、10人は多良岳へと。金泉寺に戻り大きな木の切り株に腰かけて昼食を取り、久しぶりに皆さんに会えたうれしさで会話も弾み、下界より-5度と爽やかで涼しさの中あっという間の1時間、贅沢な時間でした。 多くのグループが広場で休憩を取り、金泉寺をバックに写真を撮っていました。ドラム缶でピザを焼いている人もいました。スイカ割りをするグループもいました。あのスイカはおもちゃかとおもいました。最後にスイカを割りしておいしそうに食べていました。一切れもらいたかったです。山が好きで良かったですね。
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イワタバコ(岩煙草)イワタバコ科
日の当たらない湿った岩場などに生え、タバコに似た形の葉をつける。夏に葉の間から花茎をのばして、星形をした紅紫の花を下向きに咲かせます。
以前熊本の菊池渓谷で散策路の壁一面に咲いていたイワタバコが忘れられません。(O)
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