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会報誌  2022年8月号

6月19日 16年目の草刈り ヤマボウシ観賞

垂木台地の草刈り

総務部  S.K

ヤマボウシ 垂木台地 長崎県

 今日は、10周年記念で植樹したヤマボウシ園地の草刈です。今年で16年目になります。これまで害虫の駆除、草取りなどしてあゆみの会員で大切に見守ってきました。大きく成長したヤマボウシにありがとう。元気をもらいました。花はチラ、ホラです。今年は裏年?来年は白い花がいっぱい咲くでしょう。みんな揃って10時半作業開始です。草刈り機2台と各自持参の道具で伸びたツル、雑草が手際よく刈り取られ園地がきれいになりました。ドウダンツツジも剪定されさっぱりです。  

 目の前に平成新山の上の方まで緑が広がっています。ここには種、腐葉土、土をヤシの袋に詰めてヘリコプターで撒いたと聞きました。 人の力と自然の力でお山雲仙は復活しているんですね。 今日は曇り空で作業もはかどり午前中で終わりました。ネイチャーセンターに移動し昼食、現地解散して瑞穂の千年の湯で汗を流して帰路に。唐比のハスの花が見頃できれいでした。皆さんお疲れ様でした。



2022年 平和大行進 6月29日 原爆公園出発集会

平和を祈りながら

 企画チーム  R.M

平和行進 長崎
原爆公園に120人集まり出発式 町をつないで広島まで

 今年も平和行進が始まりました。

コロナウイルスの蔓延で規模は縮小されていますが、何とか平和大行進が出来ました。 

 行進1日目には多くの仲間が集まり長崎市長のメッセージを原爆資料館長の代読や被団協の田中重光会長の励ましのお言葉を受けて距離的には短く鉄橋まで歩き、そこでスタンディングをして市民に平和の尊さを訴えました。 

 今回感じたのは行進中に励ましのお菓子を配る人や家の前で手を振って下さる人がいてウクライナでの不法なロシアの侵攻に対する思いから、やはり平和の尊さを身をもって感じてくる人が増えたのだと心から嬉しく思いました。 

そして、最近は此の平和行進もそうですが若者の平和に対する思いが沸き起こっていることです。高校生一万人署名の活動もそうですが高校を卒業してからもOBやOGになっても平和活動をして居る人が増えてきている事に将来の希望が湧いてきます。

 私は胎内被爆者ですが今現在被爆者の平均年齢は84、53歳そして被爆者の数は118,935人と少なくなっています。この77年間戦争で亡くなる日本人がいないという状況をこれからも続けるのが平和運動だと思います。私達一人一人は微力ですが無力ではなく大きな力が集まれば平和は維持されると思います。 

ナルコユリ 五島 長崎 翁頭山
ナルコユリ

世界にはお互いを脅し合う核弾頭が12,720発あります。これを一日でも早く無くさなくてはなりません。嬉しいことに2021年1月22日に国連で世界の法律として50ヶ国が核兵器禁止条約として発効しました。現在はこの条約に58ヶ国が署名しましたが、核保有国や肝心の唯一の被爆国である日本は署名していません。しかし今年6月21日~23日にかけオーストリアのウイーンで開かれた第1回核兵器禁止条約国際会議には、核保有国ドイツや北太平洋条約機構に加盟しているノルウエーはオブザーバーとして参加し、日本と同じく核抑止政策を堅持しながらもこの会議では、将来的には「核無き世界を」と言う目標を共有していると強調しました。長崎の田上市長もこの会議で、「互いの立場が違ってもリスペクトし話合おうとする姿こそ平和構築のあるべき姿である」と、強調して満場の拍手を受けたそうです。

一日でも早く核兵器のない世界を目指して行きましょう。私達労山の合い言葉も「平和なくして登山無し」となっているはずです。 


7月2日(土) 一筆書き・標識設置山行 八天岳・飯盛山

7年ぶりの八天岳  飯盛山は20年ぶり?

企画チーム長  A.N

飯盛山 諫早市 長崎県
低山とは思えない立派な山容

 7月2日、一筆書き山行と山頂標識設置で諫早市の八天岳(297m)と飯盛山(294m)に登りました。ベテラン組も含め総勢9名でしたが、この2座は初挑戦という人がほとんどで、O副会長に調べてもらったところ、八天岳は7年ぶり、飯盛山は前回の標識設置時に登ったきりで、20年ぶりかもしれないということでした。

 朝9時半、土師野尾の八天狗の大鳥居に集合、次の鳥居をくぐって登山口の天狗と太蔵の里公園へと向かいます。八天岳は「天狗と稲妻太蔵」の伝説と八天神社の信仰の山です。

八合目にはひっそりながら神社が祀られ、山頂には大きな石に伝説が彫られています。

道は少々荒れ気味ではありましたが、雑木林の中を1時間弱で山頂到着。山頂のゴットン岩の先にある三角点を確認して周回コースを取って下山開始、途中ルートを少し外れたもののすぐに修正し、次に目指す飯盛山を見ながら登山口へ戻りました。

 昼食は土師野尾ダム見学も兼ねてダム公園へ。地名の「土師」の由来を思い浮かべながらの昼食でした。

 さて次は標識設置の飯盛山です。山頂には民放テレビ局のアンテナが設置されていますが、昔から地元の人たちが五穀豊穣を祈願した立派な祠が鎮座しています。私が個人山行で20年前に来たときには標識は確かに祠の横に立っていましたが、今は祠の片隅に横たわって置かれていました。

 飯盛山はどこから見ても円錐形をした美しい山容で、ごはんを盛ったみたいな山ということでこの山名が付いたと想像されます。

登山口は飯盛山五穀神社参道入口、そこからしばらくは歩きやすい道でしたが、山容の美しさとは裏腹にすぐに急登の連続で、山頂までの45分間、あえぎながらの行軍でした。それでも無事山頂到着、しっかりと場所決めをして全員で標識設置を済ませました。

今回の2座、両山とも300m弱の低山でしたがかなり登り応えがありました。

気温も高く風もほとんどなく、タオルとウチワを持ちながら暑さと戦いながら歩きました。

しかしながら落伍者もなく山頂標識の取り換えも一筆書き山行も予定通り完結できました。

きつかったけど満足感あふれる楽しい山行でした。

参加者の皆さんほんとうにお疲れ様でした。また有難うございました。