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会報誌  2022年7月号

5月14日~15日 五島1泊山行

七つのピークがある 七ツ岳へ

企画チーム  M.N

五島 七ツ岳 長崎県
バックは七ツ岳

 七つ岳登山口公園(駐車場、トイレ、水汲み場あり)、鳥居をくぐり安全祈願をして登山開始。桧が植林された薄暗い登山道を進む。昨日の雨に濡れた落ち葉で足元が滑りやすい。手入れされた木々の間から見える景色はきれいだった。山頂直下は大きな岩でなかなか登れない。岩の隙間に咲いているヤマツツジに癒されてやっとよじ登る状態で到着(431.1m)。

最初のピーク七つ岳山頂で昼食休憩、真っ赤なヤマツツジが満開でした。好天気に恵まれ荒川温泉、東シナ海、高浜海水浴場、岐宿の直線道路などが眺められた。

 残り6か所のピークを制覇します。喘ぎながら急登を登り、滑りながら急降下する。岩場や木の根っこを握り登降を繰り返す。ところどころに満開のツツジの花や景色が見える瘦せ尾根を渡る縦走路はまるでジェットコースターに乗っているみたいでした。

 328mのピークをすぎると七嶽神社奥殿の表記がでてきました。健脚コースと巨木コースの分岐より巨木コースを降りたらりっぱな巨木を見ることができました。寺脇方面への分岐から左方向へ滑りやすい階段を下ると歴史ある七嶽神社奥殿がありました。神社の説明板があり健脚コースと合流します。しばらく段差の不規則な階段を下ると、立派な七嶽神社本殿に到着しました。今日の縦走の無事下山のお礼をしました。

 出発時に車の回送をしていただいたので、車で移動し七つ岳の登山口で七つの峰をバックに記念撮影をしました。朝から縦走した七つ岳のピークがはっきり見えて感激しました。

縦走路で出会えた登山者は男性一人でした。「平均年齢◎◎才でみんなよく頑張り完歩できました。まだまだ元気です!」

 


五島・翁頭山コース

笑いの絶えない楽しい山行だった

 会報編集チーム  M.D

翁頭山 五島 長崎
翁頭山 山頂

 心配された天気も出発当日は絶好の山日和となりました。私は翁頭山コースに参加しました。案内役は五島出身のM.Eさん、その名調子に私達の足も進みます。石の採掘のため焼き払った跡が翁の頭のようだったのでそう呼ばれるようになった翁頭山、その姿から五島富士とも呼ばれ市民に親しまれている山のようです。標高は429m、五島で三番目に高いということで私達のテンションも高まる中、いざ登山道へ!

登山道は整備されており、初心者の私でも無理なく登ることができましたが、途中ここかしこでナルコユリが私達を励ましてくれていました。頂上でもナルコユリの群生がありましたが、一本の幹におびただしい数の花がついているものもあり、みんなでびっくり!沿道のヘゴなどもこちらで見るより大きく、五島の自然の力強さを見せつけられました。頂上からは七ツ岳方面の稜線や富江方面の美しい海岸線も望めました。

ナルコユリ 五島 長崎 翁頭山
ナルコユリ

昼食を済ませて下山、その後鬼岳(標高315m)へ。五島のシンボルでもある鬼岳はああ見えて活火山(2003年認定)。尾根伝いにトレッキングをして、五島を渡る風を空に舞い上がるバラモンのように体中で感じてきました。Eさんの名ガイドで最後まで笑いの絶えない楽しい山行となりました。Eさん、ありがとうございました。

二日目は全員一緒に大瀬崎灯台などを巡り、後ろ髪を引かれながら帰路につきました。

 

私は15年ほど前に五島に3年間住んでいたこともあるのですが、あゆみの皆さんと行った五島は、とても新鮮でした。山、海、空の醍醐味、風で揺れる木漏れ日、海風に打たれながらも健気に咲く花など、本当の五島の魅力をこの山行で初めて知ることができました。そして初めての泊まり山行、諸先輩方のいろんなお話をたくさん聞かせていただいて、とても楽しかったです。ありがとうございました。


5月28日 万年山山行

10年ぶりの万年山

自然保護次長  S.H

H氏作成   10年前    今回
H氏作成   10年前    今回

 あゆみH.Cの仲間25人で当時と同じマイクロバスをチャーターした10年ぶりの万年山山行に参加しました。この会に入会して最初に登った山が万年山で、それから今年がちょうど10年目になります。

 今回は万年山周回コースと、山頂往復コース設定がありましたが、この記念すべき日に当時丁寧に優しく山について教えてくれたOさんと同じコースを当時を回想しながら歩きました。当時は季節的には 12月だったので、標高が高くなるにつれて雪景色に変わり車道は積雪してきて、マイクロバスは溝にはまり抜け出せなくなって登山口より随分手前から歩き始めた記憶が蘇ってきて、「ここで脱輪したよね~」「ここで昼食したよね~」。

「ここで、、、、~したよね~」って当時のことを回想しながらの楽しい山歩きになりました。

そして、10年前と同じ場所でOさんとツーショット記念写真をパチリ当時の写真と比べてみると若干横柄さが見え隠れ~💦 それだけ成長させていただいたと思ってもらえば嬉しい限りです。

今回はお天気も良くて、くっきり見える阿蘇五岳、九重山系、由布岳などを確認しながら歩きました。

ミヤマキリシマはまだ十分観賞できる美しさを保って我々を迎えてくれました。


6月4日(土)清掃登山

普賢さんのご利益を頂いて

 自然保護部長  H.I

矢上普賢岳

今年の清掃登山は、あゆみH.C25周年事業で取り組んでいる山頂標識を立て、一緒に一筆書きもするという3つをコラボしての山行として企画された。参加者は清掃班と一筆書き班を合わせて21人、彩が丘公園を出発するとすぐに山道となり急登が始まった。結構な長い列となって、後方にいた自分には前の方の状況はあまりわかりませんでしたが、それでもお互い声かけあって、必死で登っているなということが伝わり、清掃登山には「厳しすぎたか」と思うと同時に「同じルートを下山するのは絶対無理」という思いが頭を駆け巡った。2時間かけ山頂に着くと、企画チーム長、CL、SLが集まり、下山について協議し「皆さんの希望に合わせましょう」と決まった。矢上経が岳まで足を延ばしたいと変更を希望する者4人、普賢岳から下山する12人は全員が正面階段ルートを希望したのでほっとした。

 山頂標識も設置され、帰路は大きな岩に掘られた不動明王や千手観音様に「無事に皆を下山させてください」と拝みながら、掃き清められた参道の階段をゆっくりと降りた。

 翌日の部会では、避難の声を覚悟していたが、参加者からは「皆が登れて、無事に下山でき良かった」「日頃わからなかった会員の優しさを感じ嬉しかった」など自然保護部員の優しさに感謝するしかなかった。すべてが、矢上普賢さんの御利益だったのでしょうか。清掃登山無事終了です、ありがとうございました

 


6月4日(土)清掃登山

標識 トントン打ち込みました。

 自然保護部  K.I

矢上経が岳

 彩が丘よりの登り、手ごわい 急登‼ ゴミを拾う余裕もない、幸いゴミはほとんどないみたいです。 熱中症対策を取りながら439mの普賢岳到着。昼食後、穏やかな気持ち良い尾根歩きの行仙岳へ(456m)。清掃登山のメンバーと別れて経ケ岳のコースに加えてもらった。倒木が行く手を阻む、なかなかの冒険コースかも。ドキドキ、ワクワクと楽しみながらの初の経ケ岳です。何事も準備と協力が大切なんだと改めて痛感した山行になりました。


6月4日(土)清掃登山

清掃登山、一筆書き山行・標識設置山行と盛り沢山

 自然保護部  S.T

彩が丘コースはいきなりの急登でトングは持っているが足場の悪い道なき道を上るがゴミはなく途中トングはザックの中へ、矢上普賢岳と行仙岳に標識を設置して、清掃登山は終了。私たちは矢上経ケ岳は初めてなので参加することにしたが、途中ルート間違いに気づいたが、引き返すことなくGPS、地図、コンパスを活用し藪漕ぎがあったり、急な上り下りもありましたが、矢上経ケ岳の標識設置も無事終了。楽しい1日でした。

 


6月12日 金山

山はジブリの世界

 会報編集チーム  M.M

  梅雨入り翌日でしたが、参加者の思いが空に届いたのか、晴れてくれました。総勢14名での金山山行です。人数が多いと気持ちも弾みます。山中キャンプ場をスタートするや、右側には気持ちの良い沢が流れています。更に進むと道明ノ滝です。前日の雨のせいか、なかなか迫力ある水量です。標高を上げるにつれ、霧が深まります。どうやら雲の中を歩いているようです。「ジブリの世界みたい」との声も聞こえてきます。視界は悪いですが滅多にない白い世界をとても気持ち良く歩き続けます。 途中、ブナシメジを透明にしたような異様な存在感を放つ植物を見つけました。「ギンリョウソウ 別名ユウレイダケ」と言うそうです。オドロドロしい霧の中で見れば、なるほどユウレイダケ、ぴったりな名称です。(近付いて良く観察すると、可愛らしいことを「ギンリョウソウ」の名誉のために付け加えておきます。)

真っ赤なヤマツツジも綺麗です。頭上より高い箇所から地面に向かって咲くツツジは庭木のツツジとはまた違う趣が有りました。

 

ギンリョウソウ 金山
ギンリョウソウ

スタートから90分、金山山頂到着、相変わらず雲の中で残念ながら視界ゼロです。休憩後、城ノ山、三瀬山経由で三瀬峠へ向かいます。この尾根道がまた楽しいものでした。所々に小さな沢もあれば、城ノ山への岩場の急登。全く飽きることなく、キツさを忘れ歩くことが出来ました。スタートから5時間後、全員元気に三瀬峠へ到着出来ました!

 霧、沢、滝、マイナスイオンをたっぷり浴びながら、しばし日常を忘れリフレッシュ出来ました。