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会報誌  2022年5月号

3月19日~20日 伯耆大山雪山登山

雪の“伯耆大山”登って来たぞー‼ 

 企画会報チーム  T.Y


伯耆大山
伯耆大山

 雪山3ケ年計画の対象の山である「冬の伯耆大山」に登頂した。

積雪不足、登山日程のタイミング、新型コロナウイルス感染拡大予防などにより、雪山にことごとく縁がなかったが漸く呪縛から解放され登ることが出来た。登山口に立ち、不安、リスクは当然あるがいろんな困難に打ち勝って登頂を果たすことを目標とする。

 一週間前まで暖かい日が続いた。テンクラ予報(高原や山の天気予報アプリ)では前日は雨でテンクラC、当日はテンクラA(天気は良い)。車中より大山が見え始め、車道の樹林は霧氷がついていて車道脇は積雪。山は雪だらけだろうとテンションが上がる。


伯耆大山 霧氷
中腹の霧氷群

 いざ入山。一面の銀世界、前日からの新雪の積雪が半端ない。踏み跡を外せば腰まではまる。自然と戯れながら1合目、2合目と進み6合目の避難小屋に到着。ここで樹林道が終わり稜線に出る。ここからが山頂まで正念場だ。アイゼンを装着しストックをピッケルに持ち替える。斜度が上がり、汗もダラダラかきはじめ体力を消耗し始める。漸く木道。あとひと踏ん張り山頂小屋が雪に覆われ屋根しか見えない。・・・登頂‼  山頂に行くもガスっていて眺望はなし・・・ガッカリ。昼食を済ませてさっさと下山。8合目付近に下って来ると舞台の緞帳が開いたかの如くどんどんガスが流れ一気に視界が開け大山ブルーとなる。天気予報が当たった‼ 素晴らしい眺望が目に飛び込んできた。弓ヶ浜、大山北壁が姿を現す。三鈷峰は山水画の世界だ! 壮大だ!  素晴らしいの一言に尽きる。名残惜しいが…下山!

 6合目からは行者谷を下降し元谷へ。ここも急斜面で積雪にズボズボはまる。腰まではまった脚を抜くのに一苦労だ。帰りしな、大山寺に無事下山できたことを報告。あとは後ろ髪を引かれながらも長崎までリターン。今回素晴らしい眺望と新雪、霧氷の大山を皆さんと共有できたことを感謝します。

 最後に4月2日に同ルートで下山中行者谷に滑落し亡くなられたお二人のご冥福をお祈りいたします。



4月3日 金敷城山

巨石と満開のサクラと        

会報チーム  N.N


金敷城山の巨石
巨石の下で

 4/3は会報編集チーム主催の佐賀の巨石パーク山行でした。同チームに在籍されていた昨年お亡くなりになられたTさんが企画されていたものです。穏やかな春の日に皆で追悼山行ができました。

さて、パークには桜もあるということで楽しみにしていましたが、期待を裏切られることなく満開の桜のトンネルが出迎えてくれました。癒されます。桜を楽しんだ後はいざ巨石です。パークという名に騙されてはいけません。立派な登山です。おまけに最初から階段です・・・。所々に巨石が点在していて、烏帽子や船や龍や蛙の名がつけられた大きな岩を楽しみました。頂上の金敷城山山頂は眺望ゼロですが今回は巨石がメインなので問題なしです。今回2班のSLを務めました。至らぬ点がありましたが2班のみなさまありがとうございました!