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会報誌  2021年7月号

6月6日(日)

 花咲く宝原園地~高岩山へ   総務部 I.N


先日、NHKである遭難事故の放送がありました。10年程前、埼玉県の山で日帰り登山の下山中に崖から沢に落ち足を骨折して動けなくなり行方不明で14日ぶりに救助されたという事故です。本人も出演し話していましたが普通7日間程が限度で14日ぶりに救助したのは奇跡といわれました。なんで長くなったのか、原因は①登山届を出していなかった。②単独行だった。③下山は登る時と違う道を下った。④食料が足りなかった(飴玉7)。⑤家族に○○山に行って来ると出たが家族が山を知らなくて山名を忘れてしまった。

  それらの理由で救助要請を受けた警察救助隊は埼玉県の広範な捜索をした為だ。助かったのはお母さんが本人の顔写真のチラシを山のふもとを訪ね歩いた結果レストランの方に覚えていた人がおり場所が特定された。もう1つは持っていたザックを大雨で川に流され下流で見つかり場所が特定され14日ぶりに救助された。足の骨折はひどく10回の手術を径て回復したそうだ。14日間1人でよく頑張ったなと思った。ちなみに2019年警察庁報告によると山での事故で亡くなった方は299名だった。

話は大きくそれましたが本題に戻しましょう。昨年、1122日に(旧)組織宣伝部主催で実施した八手観音より高岩山を目指したが,塔の坂に入る前の自然道で大きなテープに導かれ行き止まりまで入り込み,大きな時間ロスとなり高岩山まで行けませんでした。今回はそのリベンジです。総務部主催第1回の山行です。コロナ禍であゆみHCとしても5月は全面的に自粛し6月は県内山行は実施するとのことで今回が初めての山行です。どれだけの人が参加するのか、花もいい時期なので心配していたが、皆さん自粛していた反動か18人もの参加がありました。

小浜のジャカランタの花を見ながら宝原へ、宝原はヤマボウシの花が咲き誇っていてヤマツツジの赤と白のヤマボウシが素晴らしい景観でした。高岩山の南側からのルートは急登で約300mの登りで、階段状で足に優しい土道が続いていました。その日は風がなく暑く大変でしたが、皆登りました。高岩山山頂付近もヤマツツジの群落で疲れた私達を癒してくれました。山頂からは故郷天草の島々を眺めながら次郎丸、太郎丸はあそこらへんかね?と思いながらのいい一日でした。

 

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 ヒメシャラはちょっと残念だった  自然保護部 K.S 

コロナの緊急事態が解除されての山行で、唐八景バス停に降りると「お久しぶりね、元気だった?」と懐かしい仲間に会えました。数日前から急に気温が上がり、蒸し暑く「あまり歩いていないので大丈夫だろうか」「体がなまっているので訓練のつもりで来た」など不安の声が聞こえました。「ゆっくり行きましょう、無理せずに」と私も久しぶりにヒメシャラを見るので期待して出発しました。日差しは暑かったが、森の中に入ると時々涼しい風が通りホッとしました途中カルチャー山の会のグループと出会い、私たちと同じようにヒメシャラ観賞でした。谷を下りヒメシャラの木は何本も有りましたが肝心の花が見えません。400本は植えてあるとの話ですが、もう終わっていたのかとがっかりしました。さらに下ると花びらが落ちているのを見つけ、一本の木にわずかの花が残っていて、一つ一つの花は小さくてとてもかわいくて、ほっとした気持ちになりました。今年は気温が高くいろんな花が早く咲いてしまったようです。

涼風の丘で昼食をしていると他の会の人達15人程が来て、その中に学生時代の懐かしい人と会えました。ヒメシャラ観賞はできなかったが、リフレッシュは出来ました。来年はあのかわいいヒメシャラの花をぜひ見たいと思い期待しています。

 

6月13日(日)稲佐山清掃登山

霧雨の中でも気分はスッキリ 自然保護部  M.T

 日本勤労者山岳連盟が提唱されているクリーンハイク月間、あゆみH.Cも発足と同時に取り組まれた活動だそうす。

今年の清掃登山を自然保護部で企画した際、より関心を持ってもらうために、標語を考えザックの後ろに下げて歩こうという事で、クリーンハイクに関する標語を募集しました。「山を綺麗にゴミのない山を作りましょう」「山を美しく」等、八首の標語が集まり30枚を作製しました。

当日は、二つのコースを予定していましたが、前日の雨を考慮して権現岩コースは中止して参加者全員18名で稲佐山北側登山口(皿焼きバス停)からのコースを登りました。たかだか1Kmにも満たないコースだと思いますが、ゴミの量は、燃やせるゴミ5Kg、燃やせないゴミ2.5Kgを回収出来ました。やっぱりこの量は多いですね。「山の頂で弁当頂いて(食べて)そのゴミ頂いて帰ります」の気持ち忘れずに皆一緒に行動しましょう。

 

 

長崎あゆみハイキングクラブの歌「いつもあゆみとです。

春夏秋冬、皆で歌って山行を楽しみましょう!