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会報誌  2021年6月号

初めての三座縦走にチャレンジ    会報編集チーム H.N


 矢上普賢岳、行仙岳、矢上経が岳を初めての三座縦走に参加しました。コロナ禍でマスクが外せない生活の中、久しぶりにマスクなしで5月の新緑の美味しい空気を味わいながら森林浴ができました。先頭のSLさん、そのお弟子さん?が道を遮る草を刈ってくださったおかげで、歩きやすい中を、枯葉に滑りそうになりながらも、皆さんと楽しく登り、あゆみが設置した3つの標識を確認してきました。これからも、長崎の里山いろんな山を登ってみたいです。

ありがとうございました。

 

あゆみの歴史を感じた    企画チーム S.Y

 コロナ禍で久しぶりの山行、リフレッシュできました。

初めて矢上普賢岳に登り設置された標識を見て、あゆみの活動歴をみることができました。

出会いと学びと喜びと、奥深い多良山系へと  企画チーム M.M

 私の山登りは、ものすごくキャリアが浅くて知らないことだらけ。山では、いつも新しい出会いの連続です。あゆみハイキングクラブのハイキング企画は、私にとってはほとんどはじめての山ばかり。親切な先輩方のアドバイスや説明を受けながら、常にキョロキョロ落ち着きがない有り様です。先日参加させていただいた山行は、当初、経ヶ岳(ここは以前に2度登った経験があります!)を含むルートが計画されていましたが、コロナ禍で県境を越える移動は自粛ということで、急遽プラン変更。多良山系の舞岳、笹ヶ岳、西岳をめざすこととなりました。もちろん、私はこのルートもはじめてで、ワクワク、胸を躍らせて望みました。

 黒木登山口から会員8人でゆっくり笑顔でスタート。すると、いきなり登山靴の角度は45度から60度といった具合いに、足首をグイッと曲げて挑む急登の連続。耐えられるのだろうかと思いながら、上を見ずに黙々と登っていきました。すると、ポツポツとピンク色のシャクナゲが現れ出して、可憐な美しさに癒されて写真撮影で盛り上がることに。そうして、辿り着いた舞岳のてっぺんでは、遠くまで見渡せる雄大な眺めが迎えてくれました。てっぺんは狭いけれど、目の前の景色は広い。急登も何のその、頑張った甲斐がありました。続いて、ショートブレイクの後に向かったのは笹ヶ岳。小規模ながらも分け入る感じが冒険心を満たすには十分。先輩方のお話では、笹ヶ岳は巻いて行くだけであまり登ったことがないとのこと。私は、登れるチャンスに恵まれてラッキーでした。その後、行動食で少し空腹を満たして、西岳を経由して金泉寺へと。途中、見上げれば一面にブナの新緑が広がり、黄緑色のみずみずしい葉が太陽の光を受けてキラキラと輝いていました。

 そして、金泉寺に到着。丸太テーブルに8人並んで座ってランチタイムを満喫。さらには、山

小屋の前に大勢集まって「多良岳讃歌」の大合唱という洗礼を受けて、いざ下山。豪雨の被害と

思われる倒木や土砂崩れの跡など、昨今の自然現象の異常さを物語るかのような状況を憂いながら下っていきました。最後まで気を抜かないように全集中をキープして、無事に黒木登山口に到着。今回、楽しむことができた植物は、シャクナゲ、ブナ、ミツバツツジ、ギンリョウソウ、フモトスミレ、ハイノキ、ナルコユリ、フジ、ツバキ、クマザサ…。季節を教えてくれる素晴らしい自然があふれていました。

 きっと、今後もはじめてだらけ、知らないことだらけが続く私の山登りですが、山を通してのさまざまな出会いから多くを学び、かけがえのない喜びにつながっていくことを、今回も実感させていただきました。あゆみハイキングクラブでの経験が積み重なって、人生の大きな喜びになるに違いないと思っています。