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会報誌  2021年4月号

2月28日

   まさに見ごろ! 七面山のケイオウザクラ    総務部 F.S


 今日の山行のメインはケイオウザクラ。鳴滝から七面山に向かいました。噂には聞いていましたが予想をはるかに超える美しさでした。

 まさに見ごろ、満開です。私は桜の時期は初めてですが、以前見たという人もこんなにきれいなのは初めて・・・と、皆うっとり。写真を撮りつつゆっくりと時間をかけて楽しみました。

 長~い階段を上り神社にお参り。ところでこの神社の名前ご存じですか?「艮(ゴン)大明神」皆???何と丑寅大明神。(十二支の丑と寅の間の方位なんだそうです)

 そこから余り使われていないような小道に入り烽火山を目指しました。Kさんによるとこれは昔の道で幕末、烽火山に砲台が作られた後一般庶民は入山禁止となり、烽火山の下を巻くようにして作られた道だそうで、今は荒れていますが昔は石畳だったようで路肩には昔の石積みがず~っと残っていました。大荷床に到着。少し平らな分岐点ですが、ここは烽火山にのろしを上げるための木材が積まれていた場所だそうです。登り詰めて烽火山に到着。我々が到着したときは誰もいなかったのですが、12時頃になるとたくさんの人が登ってきました。

 K会長代行により、今回の総会について経過と議事内容について話を聞きました。参加者のほとんどが総会に参加できないので詳細を聞けてよかったです。

 妙相寺ではモミジが芽吹き、ツバキが満開、途中スミレも咲いていて春を満喫した山行でした。

 

四つの峠を越えて   企画会報部 O.S

  純心大学の教会の外から今日の平安を心の中で祈り、本日のメインイベントである帆場岳付近までの急な坂に取り掛かる。頂上までに休むこと5回、さすがに休憩なしでは年寄りには無理か。帆場岳山頂からの景色のすばらしさ、登頂した者の特権を味わいながら次の目的地現川峠を目指す。途中には立派なヤマザクラを発見  満開の姿を想像しながら木場峠へ。そして、切通を体験しながら中尾峠へ。

 中尾の集落を見守る胸像の出迎えを受けて、周りを見渡すと少し離れたところに素敵なエビネランが咲き時を静かに待っていました。

  ここからは今回の四つ峠の中での最長区間である日見峠まで頑張るのみ。普段あまり見ることのない節から節までの長い竹林を堪能しながら最終目的地である日見峠西トンネル口に到着。かなりのんびりした山行で周りの景色を堪能したすてきな山歩きでした!

  私は「峠」と聞くと古の歴史が詰まった所ではないかと連想します。初めて山行企画に「四つ峠を越えて」とあった時、四つも峠を越えてどこへ行くのだろう!そして、昔の人は何の目的でこの峠を越えていたのだろうと、興味深々で参加したことを今でも覚えています。

中でも日見峠は江戸時代の長崎街道で「西の箱根」とたとえられて険しい峠道だったそうです。

中尾峠は麓の農家が長崎の街に野菜を運んだ峠道で、篤農家の像が故郷に向かって建っています。

 こうした古のロマンが詰まった四つ峠、まだ歩いたことのない方は、

ゆっくりでいいですので一度歩いてみてはいかがですか。     

                                                                 副会長 O.K