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会報誌  2020年12月号

1025日(日)九州オルレ

「オルレ」聞きなれない言葉ですね、韓国・済州島から始まったもので「通りから家に通じる狭い路地」という意味です。今、九州に21のコースがあり先ずはその一つ「南島原コース」を26人の会員で歩いて来ました。

コース内の要所に「カンセ」と呼ばれる馬のオブジェや赤と青の木製の矢印やリボンが道案内してくれました。

【上の写真はカンセ。カンセ(馬)の頭の方向に進む】

 


九州オルレに参加して    企画部  O.M

九州オルレに参加して「感謝」という言葉が思い浮かびました。このオルレコースを設定してくださった方々、場所を提供してくださった地域の方々、そして、今回のオルレに参加して楽しい1日を過ごさせていただいた仲間への感謝です。

  「オルレ」って何?と思いながら、申し込みをし、リーダーのあいさつの中で「もともとは済州島の言葉で「通りから家に通じる狭い路地」と説明あるも、理解できずにいましたが歩(あゆみ)を進めていくうちに、理解できてきました。と、同時にコース設定者の苦労を感じました。

コースの中には山道、路地、海岸線、畑のあぜ道があり、参加者を飽きさせない工夫が随所にありました。中でも私が一番驚いたのは畑のあぜ道を通るところでした。オルレ参加者に畑を荒らされる可能性があるのにコースに提供するのは勇気がいることと思います。また、地域の方が、オルレを知っておられたので以前の仕事を思い出し、多くの人に周知させるには大変な努力があったんだろうなと感じました。口之津港周辺にいろいろな歴史があり、心を洗われる自然があり、楽しく学べる一日でした。次回は島原市内のオルレを計画されているとのことです。今回参加されてなかった方もぜひ参加していただければ私のこの感動をわかっていただけると思います。

【写真は木製の矢印 青が正方向 赤は逆方向】

 

オルレコースは大人の遠足の様だった   自然保護部  F.S

南島原コースは口之津町を一周する10,5kmのコースで、口之津港フェリーターミナルそばにあるカンセと呼ばれる馬のオブジェがスタート地点となり、口之津町を反時計回りに一周するコースです。秋晴れの中歩き出すと、矢印が道にペイントされていたり赤と青のリボンが電柱や支柱に付けられていて誰でも簡単にコースが見つけられるようになっていました。

 舗装された町の散策コースだろうと思っていましたが、1kmほど車道を歩くと山道へ入りレタス畑の畦道へそれ、標高94mの烽火山に登ったりと23kmは自然道も含まれており気持ちよく歩くことが出来ました。

 畑の中を出たり入ったり脇道へそれたり、わざと遠回りをするようなくねくねのコースはオルレがほぼ10kmになるようにつくられたコースだからだそうです。住宅地に入ると金木犀の香りがそこらかしこでして、秋を感じる事も出来ました。

また、コース上には町の歴史や地形などを知る見所ポイントもあり、あこう群落では「あこう」という南方系のクワ科の巨木が何本も海岸沿いに生えており、中には樹齢300年を超える巨木もありました。沖縄のガジュマルの木によく似ていると思っていたら、同じクワ科の仲間で葉の大きさや気根の生えかたの違いで見分けることが出来るそうです。オルレの魅力は海岸や山々などを五感で感じ自分のペースでゆっくりと楽しむことだそうで、まさにその魅力を存分に楽しむことが出来ました。普段は決して歩かないような畑の真ん中や脇道を歩いていると、子供の探検の様に思えて楽しかったです。また、青空と青い海、斜面いっぱいに拡がるきれいに耕された段々畑の中を歩く色とりどりのザックの列はまるで「大人の遠足」のようだなと思いました。九州オルレは九州に21コースあり他のコースも是非歩いてみたいと思いました。

長崎にあるもう一つの島原コースの予定も計画されているそうなので必ず参加したいと思います。今回企画や準備して下さったリーダー、サブリーダーに感謝です。ありがとうざいました。

 

     11月8日(日)         11月11日(日)

 稗ノ岳~丸太岳~仙吾岳行     虚空蔵山・高見山山行