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会報誌  2019月年12号

10月19日~20日  一泊新人研修

楽しみながら学んだ新人研修

O・K

例年の新人研修は梅雨の走りの6 月に行っていたせいもあり、なかなか好天に恵まれず野外での研修に支障をきたしていましたが、今年はしっかり2日間とも青空のもとで行うことができました。室内においては労山やあゆみの歴史から始まって、各専門部の紹介、テーピングやロープワーク等々。野外では飯香ノ浦海岸の砂浜で、経が岳の地図を見ながらジオラマを作成し尾根と、谷を理解したり、最近沢での事故が多いので実際ロープを張って沢の渡渉の仕方を学び、2 日目は地図とコンパスで先頭を交代しながらオリエンテーリングを行いました。夜は懇親会で思い思いの紹介や考えを述べてもらい古い会員との距離を少し縮めたかなと思います。これからも安全に心掛けてどんどん山を楽しんでください。

    ーーーーーーー 参加された方からの感想-------

                     S・Yさん

研修では特に地図の見方が勉強になりました。砂浜で山を作成する際に、地図で等高線を見て尾根や谷、標高などを理解し再現するのが難しく大変でした。早くコツをつかんで地形を読み取れるようになりたいと思います。また、懇親会では、いろんな話を聞くことができ楽しく過ごすことができました。今回の研修を企画し、準備から運営をまでしていただいた教育部の方々には大変お世話になりました。ありがとうございます。

                                    M・Mさん

まず、このような研修会を企画、実行していただきどうもありがとうございました。準備とても大変だったと思います。感謝します。有益でした。地図、ロープワーク、応急処置など、すべて登山教室や山行、部会において折に触れて習ってきたことばかりであるのに、分からないこと、初めて聞いたように思ってしまうことだらけでいかに自分がいい加減に理解したつもりになっていたかがわかりました。企業では同じことを何回も聞くことは許されないのですが、今回すっかり甘えて何回も聞いてしまいました。しかし丁寧に教えて頂きました。ありがとうございました。今回聞いたことはもう聞かなくても大丈夫な程度になったと思います。新人だろうが、山に行くならば理解しておくべきこと、知っておくべきことはしっかりマスターしようとこの研修で思いました。これからも安全に楽しく山を楽しみたいと思います。よろしくお願いします。

                                   O・Mさん

今回の研修会は私にとってとても有意義な2日間でした。命にかかわるロープワークを教えてもらったのは自分を守るということで良かったです。

 

                                    H・Nさん

昨年入会して初めての1泊研修に参加しました。地図、コンパスの読み方使い方では過去数回勉強して大体わかったつもりでいましたが、K・Nさんから「方向を向いてみて」と言われ、見事に真反対を向いておりはずかしかったです。しかし2日目のオリエンテーリングではK・Kさん、Eさんの指導のもと今回こそはしっかり理解できたと思います。(多分)一番混乱し、迷いながらも楽しかったのは、砂浜で経が岳の立体模型作りでした。新人3人で相当悩みながら、しかし久しぶりに子供に返った気持ちで砂遊びして面白かったです。2日間皆様と過ごして色々なお話も聞けて山に対しての熱い思いにまた刺激を受け、皆様のパワフルさに感銘を受けました。私としても少し成長できた研修会だったと思います。ありがとうございました。

                                    N・Hさん

(1日目)入会時にあゆみの歴史及び目的などを聞きましたが再度今回お聞きして記憶に残りました。地図の見方では多少は自信があったのですがより高度な方向の合わせ方などを知り勉強になりました。 また、砂を使っての地図の再現はなかなか空間認知に役に立ちました。(暑かったあ~)(2日目)オリエンテーリングは車道や広めの歩道コースが多く、コンパスと地図の学習にはあまり役に立たないと思いました。「負傷時のテーピング」は身をもって実施することでよく覚えられました。あとは自宅で忘れぬよう練習しなければと思います。それとロープワークも覚えていたつもりなのに忘れていて再度実施することで学習になりました。これも自宅でも練習しなければと思います。

 

11月9日~10日 大崩山・比叡山
          大崩山実は、2500回記念山行!         M・A

後の秘境とも言われる大崩山の企画が出たとき、なかなか行けない山なのでぜひ行きたい!と参加させていただきました。メンバーはリーダーがKさん、夏のアルプスメンバーの皆さんで心強いばかりです。一日目は比叡山の絶壁にクライマーを見上げ、足下にはかわいいセンブリの花を眺めながら「超」急登の登山道を喘ぎ喘ぎ山頂へ到着。大崩山よりこちらの方が心が折れた気がします。二日目は朝5:30過ぎに宿のお母さんに見送られていよいよ大崩山(湧塚~大崩山頂~坊主尾根)の登山口へ。湧塚はまだかと登っていると、Kさんから今回の大崩山があゆみの2500回目の山行ですとの嬉しいお知らせがあり、みんなで万歳したのでした。そして、稜線にでると花崗岩の一枚岩が圧巻の、九州の他の山にはない光景に思わず見とれてしまいます。ただ、登山道は見上げるようなハシゴの上に続いていて、緊張で喉が乾きます。特に象岩のトラバースは、本当にここを行くの?滑ると谷底ですけど、、という地味な見た目の割りに恐ろしい場所でしたが、YさんとMさんに補助いただいて無事通過することができました。その後も片方しか止めてないハシゴ、地面に着いてなく上から吊るしたハシゴ、2番目の無いハシゴ、歩く度にしなり音が聞こえるハシゴ、奈落につながるハシゴ(まさにハシゴをはずされた)と約25箇所30本前後のハシゴを超えて午後4:30過ぎに無事全員下山できました。大崩山は美しくも厳しい山で、皆さんと一緒でないと来れない山だったと思います。リーダーをはじめメンバーの皆さん本当にありがとうございました。思い出深い山行になりました。ちなみに、民宿大崩の茶屋のお母さんが作ってくれる料理が素朴で、でもとても美味しくて、また大崩に行くときは泊まりたいナ~と思いました。        写真撮影 :N(わく塚からの絶景)