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会報誌  2019年5月号

 

324日 多良岳 

 

       多良岳-春を知らせるマンサク山行   Y・S      

 昨日からの北風もおさまり、今日は快晴の天候に恵まれ八丁谷から歩き出す。西野越付近のシベ谷からの登山道には、オオキツネノカミソリの若葉が芽吹き初めて、この夏もおそらくオレンジ色の鮮やかな花の絨毯が想像されます。役の行者の社から六体地蔵を経て座禅岩の稜線へ登り上がる。そこには、黄色い毛糸のようなマンサクの花々が、澄み切きった青空を背景に枝々いっぱいに咲いており、降りそそぐ春の陽光にきらきらと輝いていました。

今日の山行は、まさに感動ものです。ふっと、足元を見れば稜線の脇の岩場には夜に降った粉雪が残っており、冬から春へ向かう季節の移ろいを感じます。春のめざめとも言えるマンサクの花を満喫し、青空を背景に写真を撮る。風の穏やかな360°眺望のきく座禅岩に座って山行メンバー全員で、昼食を取りながらわいわい歓談し、小鳥のなき声も聴かれるなどゆったりとした時間を楽しみました。帰りは、多良権現の石祠から稜線を戻り金泉寺を経由して、みんなつつがなく下山しました。今日は、天候に恵まれた最高のマンサク山行でした。リーダーはじめメンバーのみなさん、本当にありがとうございました。(私は3月で退会しますが、7年半在籍したあゆみハイキングクラブでの山行は、不思議と感動そして皆様に対して感謝の思いにつきます。山歩きの基本から、メンバーみんなでいく山行の楽しさ、そして山に登るという生活のあることに気がつかせてもらったことに、本当に感謝しております。これからも皆様のご発展とご活躍を心から祈念しております。本当に、ありがとうございました。 写真撮影:N・T

330日 九重の佐渡窪

                     “裏側”から登った九重連山      N・T  

330日の山行は九重連山の“裏側”から登るということで、長者原についてから、登山口まで結構時間がかかりましたが、快適なドライブでした。そして、一番口登山口から登り始めました。リーダーから「登山口まで4時間かって、立中山の頂上まで行く時間はないので、佐渡窪まで行きましょう」ということで、歩き始めました。途中、4000本のヤマザクラに期待していましたが、まだまだ蕾は固く残念ながら、花は見られませんでした。

佐渡窪までの道は非常に歩きやすい道でした。突然目の前の視界が開けたと思ったら、そこが、佐渡窪でした。行ったことがないけど、まるで尾瀬です。開けた窪地に木道が続いていて、そこを歩きます。そして、目の前にマンサクがたくさん咲いているところで、マンサクに囲まれて昼ご飯を食べました。九重連山の生き字引のようなリーダーがさまざまな山に関する興味深い話をしてくださいます。いつか九重連山の山、全部に登ってみたいと思いました。                               写真:N・T