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会報誌 2018年8月号

5日月27日~6月2日 燧ケ岳・磐梯山

尾瀬のミズバショウざんまい

O・T

 尾瀬の一番の見どころは早朝です。4時半ごろ朝靄が太陽によって霧となって景色が変わっていきます。早起きは三文の徳です。5月29日 尾瀬は木道歩きと思いきや、鳩待峠越えや下りあり結構な歩きでした。白樺、ホウノ木、トチノ木、ダケカンバ、のすっくと伸びた幹に新緑が出て優しい緑の中を歩きました。常に川が流れいろんな川の音を聞き、道端にはかわいい花、ヒメシャクナゲ、チングルマ、ミツバオウレン、キジムシロ、タテヤマリンドウ、リュウキンカ、が咲いています。そして木々の中ではオオルリ、シジュウカラ、カッコウ、ホトトギス、イカル、ウグイス、が鳴いています。沼の中には池塘と言う島が出来ています。その周りの池にオオサショウウオが居ました。大自然の恵みを感じました。三条の滝への道のりの遠い事。水量、高さは見る価値がありました。この日は全員で歩きました。5月30日 燧ヶ岳登山と湿原散策に分かれました。登山にはK・Kさんが参加しました。残雪もあり女性陣がKさんのアドバイスに助かったと言っていました。散策コースは燧ヶ岳を眺めながらの歩きです。昼食場所では正面に燧ヶ岳を眺め、その前にはミズバショウの群落で感動しました。ラショウモンカズラ、チゴユリが見られました。5月31日 この日は磐梯山登山です。あゆみは全員、雄国沼散策です。雄国沼湿原には30年前はミズバショウが沢山あったそうです。一本もありませんでした。今の見どころはレンゲツツジ、ニッコウキスゲがあるとの事。レンゲツツジがオレンジ色の花をつけていました。沼の中にはワタスゲ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウが咲いていました。今回は東部、アルト、カルチャー、あゆみの山の会合同山行でした。皆さんとの交流も出来ました。門司から大阪への往復2泊は船でした。時間はかかりましたが帰りの船はランクアップしてゆっくりできました。尾瀬を堪能して満足の山行でした。

   ◎上画像「逆さ燧ヶ岳」

   ◎右画像「ミズバショウ」

     (撮影:いずれもO・T)

ミズバショウ

 6月24日 搬出訓練

参加して、やってよかった!

I・N

 ここ数年なかなか実施に至らなかった搬出訓練を6月24日市民の森で実施した。  参加者が集まらずあれこれ悩んだが、当日は17人の参加があった。Oさんの方で準備してもらった救助要請のマニュアルのプリントを読みながら、事故に対応しての救助隊との交信を3人1グループになり救助隊、救援要請者、事故者になり切って練習した。

 実際に言葉に出してみることで救援隊に何をどう伝えなければならないかが理解できたように思える。三角巾、テーピングの仕方も知っているようでこれで良かったかなと、「やっぱり度々練習しないと知っとるようでとっさにはできないねえ」の声も聞かれた。搬出については、せめて登山口あるいは近くの少し広い場所まで搬出するにしても、実際に運ばれる怪我人が苦痛を感じないようにすることが大切、など再確認ができ、参加者からも、「参加してよかった、勉強になった」との感想が聞かれました。

 事故を起こしてはならないが、いつどこで起きるか分からない。まさかの時に備えることは必要です。CLもSLもパーティが一つになっていつでも対応できるによう、次回は是非あなたも参加してみてください。 (写真撮影 T・K)